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営業屋Sales Innovation
Expert Insight PUBLISHED: 2026.10.12

フォーム営業の成果報酬型とは
代行料金の仕組みと選び方

この記事の3つの要点

  • 1

    フォーム営業の料金は、送った件数に払う「送信1件ごと」、毎月同じ額を払う「月額固定」、成果が出た分だけ払う「成果報酬」の3つが基本です。同じ成果報酬でも、成果を「送信成功」「返信」「アポ」のどこに置くかで、払う額も代行会社の動き方も大きく変わります。

  • 2

    契約の前に見るべきなのは単価よりも成果の定義です。送信成功をどの時点で数えるか、失敗やメールでの補完に料金がかかるか、営業お断りの会社を除いているか、成功の証拠が残るかを書面で確かめておくと、あとから食い違いが起きにくくなります。

  • 3

    払い方が成果報酬でも、送り方の決まりは変わりません。営業お断りの尊重、送る間隔、送り主の明示に加えて、メールで送る場合は特定電子メール法(公表アドレスへの送信の考え方や表示義務)も関わるため、代行でもツールでも同じ物差しで確かめることが大切です。

フォーム営業の成果報酬型で、送信が成功した問い合わせフォームの分だけが料金のメーターに数えられる仕組みを表したイメージ

「フォーム営業を外に頼むなら、成果報酬型のほうが損をしないのではないか」と考えて何社かに見積もりを頼むと、同じ「成果報酬」という言葉なのに、ある会社はフォームの送信が完了した件数に、別の会社は返信があった件数に、また別の会社は商談の約束が取れた件数に料金をかけていて、どう比べればよいのか迷うことがあります。問い合わせフォーム営業の料金は、何に対してお金を払うのかを先にそろえておかないと、単価の高い安いだけでは良し悪しを判断できません。この記事では、フォーム営業に絞って、料金の仕組みの種類とそれぞれの向き不向き、成果報酬の「成果」をどう決めるか、見積もりや契約で確かめておきたい項目、自社でツールを使う場合と代行に頼む場合の比べ方、そして相手の迷惑にならない送り方までを順に整理します。

フォーム営業の成果報酬型とは|まず「何に払うのか」をそろえる

フォーム営業(問い合わせフォーム営業)は、相手企業のホームページにある問い合わせフォームに自社の提案を書いて送り、最初の接点をつくる新規開拓の方法です。電話と違って相手の時間をその場で奪わず、担当者が都合のよいときに読めるのが特徴で、BtoBの新規開拓の手段の一つとして使われています。

送る作業そのものは単純に見えますが、実際には送り先を選び、会社ごとに文面を整え、フォームの項目に合わせて入力し、送れたかどうかを確かめるという手間が1件ごとにかかります。この作業を社外に任せる方法には、代行会社に頼む方法と、ツールで自動化する方法があり、どちらの場合にも料金の払い方の一つとして「成果報酬型」が出てきます。

成果報酬型とは、あらかじめ決めた成果が出たときにだけ料金を払う仕組みのことで、成果が出なければ支払いも発生しない点が魅力に映ります。ただ、フォーム営業には「成果」と呼べる地点がいくつもあります。フォームの送信が完了したこと、相手から返信があったこと、商談の約束(アポ)が取れたこと、さらにその先の受注まで、どこを成果と呼ぶかは会社によって違うため、同じ成果報酬型という看板でも、中身がまったく別物になっていることがあるのです。

「成果報酬」という看板だけで比べない

見積もりに「成果報酬・1件◯円」と書かれていても、その1件が送信の完了を指すのか、アポを指すのかで意味は大きく変わります。送信の完了は代行会社の作業の質でほぼ決まりますが、返信やアポは、相手の社内事情や商材との相性、文面、送る時期など、代行会社だけでは動かせない要素に左右されます。成果を受注に近い地点に置くほど代行会社が引き受けるリスクは大きくなるので、そのぶん1件あたりの料金は高めに設定されるのが自然な形です。つまり、単価の数字を横に並べる前に、それぞれが何を1件と数えているのかをそろえることが、比較の出発点になります。

この記事で扱う範囲

本記事はフォーム営業の料金に絞って説明します。テレアポや商談の代行まで含めた営業代行全体の料金体系と費用の目安は、「営業代行の費用相場と成果報酬型の注意点|料金体系・月50万円の目安」にまとめていますので、営業代行全体の相場を知りたい方はそちらをご覧ください。また、フォーム営業ツールの各社の料金は改定されることが多いため、この記事では金額の一覧は載せず、2026年7月時点で当社が調べた一覧を「フォーム営業ツール実勢価格比較2026|最安表記と総額の差を検証」に分けて掲載しています。ここでは、どの会社の見積もりにも当てはめられる「料金の仕組みの読み方」に集中します。

フォーム営業の料金の仕組みは3つ|送信1件ごと・月額固定・成果報酬

フォーム営業を社外に任せるときの料金は、大きく分けると次の3つの形があります。実際には「月額の基本料に、成果に応じた料金を足す」といった組み合わせもありますが、まず3つの基本形を押さえておくと、どの見積もりも読み解きやすくなります。

料金の仕組み何に払うか費用の読みやすさ向いている場面気をつける点
送信1件ごと(従量)送った件数(送信を試みただけの件を含む契約もある)件数と単価が決まればすぐ計算できる送る件数と期間がはっきりしている/リストや文面を自社で用意する送れなかった分にも料金がかかるか、最低件数や最低料金があるか
月額固定毎月の定額(件数の枠や支援の範囲は契約しだい)毎月同じ額で予算を組みやすい毎月まとまった件数を続けて送る/文面の改善まで任せたい送る件数が少ない月も同じ額、料金に含まれる支援の中身
成果報酬決めた成果(送信成功・返信・アポなど)の件数成果の件数しだいで月ごとに変わる初めの負担を抑えたい/支払いを結果に連動させたい成果の定義、月の上限、前払い金の有無、成果が増えたときの総額

送信1件ごと(従量)の向き不向き

送った件数に応じて料金がかかる形で、送る件数と単価が決まれば総額をすぐに計算できるのが利点です。送り先のリストや文面を自社で用意し、送信の作業だけを任せたい場合や、期間と件数を決めて試してみたい場合に向いています。一方で、送信を試みただけで料金がかかる契約だと、フォームが見つからなかった会社や、エラーで送れなかった会社の分まで払うことになります。料金の対象が「送信を試みた件数」なのか「送信が完了した件数」なのか、最低件数や最低料金があるのかを、見積もりの段階で確かめておきましょう。

月額固定の向き不向き

送信の結果にかかわらず毎月同じ額を払う形で、予算を組みやすく、毎月まとまった件数を続けて送る場合には1件あたりの負担が下がっていきます。文面の改善や送り先の見直しといった支援が含まれる契約もあり、社内に担当者を置きにくい会社にとっては、作業と考える部分をまとめて任せられる点が魅力です。ただし、送る件数が少ない月や、立ち上げの準備に時間がかかる月にも同じ額がかかります。月にどれだけ送れるのか、どこまでの支援が料金に含まれているのかが曖昧なまま契約すると、払った額に見合う働きだったのかを判断しにくくなります。

成果報酬の向き不向き

決めた成果が出た分だけ払う形で、初めに大きな費用をかけずに始めたい場合や、支払いを結果に連動させたい場合に向いています。成果が出なければ払わずに済むので、外注に慣れていない会社でも試しやすい仕組みです。気をつけたいのは、成果の定義、月の上限、前払い金(デポジット)の有無、そして成果が増えたときの総額です。成果報酬は成果が出るほど支払いも増えるため、上限を決めずに始めると、思っていたより多く払う月が出てくることもあります。

組み合わせ型(基本料+成果)という考え方

月額の基本料に、成果1件ごとの料金を足す形もあります。基本料があるぶん、完全な成果報酬よりも1件あたりの単価が低めに設定されていることがあり、送る件数が多い場合には組み合わせ型のほうが総額を抑えやすくなることがあります。反対に、件数が少ない月は基本料の重みが増すので、自社がどのくらいの件数を送るつもりなのかを先に決めておくと、どの形が合うのかを判断しやすくなります。

成果報酬の「成果」は3段階|送信成功・返信・アポで変わること

成果報酬型のフォーム営業で成果を置く地点は、主に「送信成功」「返信」「アポ」の3つに分けて考えられます。どこに置くかで、1件あたりの単価だけでなく、確かめておくべき点や、代行会社がどこに力を入れるかまで変わってきます。

成果の地点1件と数えるもの代行会社が左右できる範囲払う側の良い点確かめたい点
送信成功フォームの送信が完了した件大きい(作業の質でほぼ決まる)単価が低めで、送れなかった分を払わずに済む完了の判定基準と証拠。届いた後の反応は約束されない
返信相手から反応があった件中くらい(送り先と文面で変わる)相手の反応に連動して払える自動の受付メールやお断りの返事を数えるか
アポ商談の約束が取れた件小さい(相手の事情に左右される)受注に近い地点で払えるアポの条件、取り消し時の扱い、単価の高さ

送信成功に払う型

フォームの送信が完了した件数に払う形です。判定の基準と証拠がはっきりしていれば、払う額と実際の作業をもっとも結びつけやすい成果の置き方といえます。送れなかった会社の分は払わないので、リストにフォームのない会社が混ざっていても、そのぶん費用が膨らむことはありません。その一方で、送信が完了したことは、相手が読んだことや興味を持ったことまでは意味しません。返信や商談につながるかどうかは、送り先の選び方と文面の質に大きく左右されるので、そこは自社で考え続ける必要があります。文面の作り方は「問い合わせフォーム営業の例文10選|返信が来るテンプレと書き方」で詳しく紹介しています。

返信に払う型

相手から何らかの反応があった件数に払う形です。相手の反応に連動するため、送っただけで終わる心配は小さくなりますが、何を「返信」と数えるかで中身が大きく変わります。たとえば、フォームの送信後に自動で届く受付メールや、「営業のご連絡はお断りしています」という返事まで返信として数えるのか、資料だけほしいという返事はどう扱うのかを、契約の前に書面で決めておかないと、思っていたのと違う請求につながりかねません。

アポに払う型

商談の約束が取れた件数に払う形で、受注にもっとも近い地点で払えるのが特徴です。そのかわり、1件あたりの単価は3つの中でいちばん高くなり、アポの条件をどう決めるかが重要になります。相手の役職や部署、面談の形式(訪問かオンラインか)、相手の都合で取り消しや日程変更になった場合の扱い、同じ会社から重ねてアポが入った場合の数え方などを、あらかじめ決めておくことが欠かせません。アポの定義で揉めやすい点は、営業代行全般の話として、先に紹介した営業代行の費用相場の記事でも取り上げています。

払い方によって代行会社の動き方も変わる

料金の仕組みは、代行会社が何を大事にして動くかにも影響します。送信を試みた件数に払う形なら、送る件数を増やすほど代行会社の売上が増えるので、送り先の絞り込みよりも件数を優先する方向に引っぱられやすくなります。送信成功に払う形なら、成功と数える基準が甘くなると払う側が損をしますし、アポに払う形なら、条件ぎりぎりのアポが増える方向に引っぱられることがあります。どの形にも長所と弱点があるので、代行会社を疑ってかかるというよりも、弱点の側を契約の文言と報告の中身でふさいでおくという考え方で臨むとよいでしょう。

フォーム営業の成果報酬で、成果を送信成功・返信・アポのどの段階に置くかを3段の漏斗で表した概念図
成果をどの段に置くかで、1件の単価も代行会社の動き方も変わる

「成果」の定義で見るべき点|送信成功の数え方・失敗とメール補完・営業お断りの除外

ここからは、成果報酬型の中でも、とくに送信成功を成果とする契約で見ておきたい点を具体的に挙げます。返信やアポを成果とする契約でも、その手前には送信の工程があるので、同じ点を確かめておくと安心です。

送信成功をどの時点で数えるか

問い合わせフォームの作りはさまざまで、入力のあと確認画面を経て完了画面に進むものもあれば、確認画面がないもの、画面が切り替わらずに同じページに小さく完了の表示が出るもの、入力の不備でエラーが出て止まるものもあります。送信ボタンを押した時点で成功と数えるのか、完了画面や完了の表示を確かめてから数えるのかによって、同じ作業をしても成功の件数は変わります。成功の判定基準を言葉で説明してもらい、それが契約書や利用規約のどこに書かれているのかを確かめておきましょう。

成功の証拠が残るか

成功と数えた件について、送信後の画面の記録(スクリーンショットなど)、送信した日時、送り先のページ、送った文面が残り、あとから一覧で確かめられるかどうかも大切な点です。証拠が残っていれば、相手から「こういう連絡が届いたのだが」と問い合わせがあったときにも事実を確かめられますし、成功の判定に疑問があるときに申し出る根拠にもなります。誤って成功と数えられていた場合に、どう申し出て、どのように差し引きや返金をするのかまで決まっていれば、成果報酬の仕組みを安心して使えます。

失敗した分・送れなかった分の扱い

画像認証などで機械では送れないフォーム、必須項目が自社の情報と合わないフォーム、文字数の上限が短く文面が入りきらないフォームなど、送れない理由はいくつもあります。失敗した分に料金がかかるかどうかに加えて、送れなかった会社の一覧とその理由を受け取れるかも確かめておきたいところです。一覧があれば、大事な相手にだけ人の手で送る、別の方法で連絡を取るといった次の手を打てます。また、文字数の上限に合わせて文面を短くして送った場合に、それを成功と数えるのか、短くした文面を誰が確認するのかも決めておくと、意図しない文面が相手に届くのを防げます。

メールでの補完は料金の対象か、送ってよい相手か

フォームで送れなかった会社に、ホームページに載っているメールアドレス宛てに送って補う仕組みを持つサービスもあります。この場合は、メールで送った分が成果として料金の対象になるのか、それとも無料なのかを確かめておきましょう。あわせて注意したいのが法律との関係で、広告や宣伝のためにメールで送る場合は特定電子メール法の対象になり得ます。公表されているアドレスへの送信の考え方や、送ってはいけない場合については、このあとの「迷惑にならない送り方」の章で詳しく説明します。

営業お断りの会社を除いているか

フォームの近くやサイトの方針に「営業目的のご連絡はお断りします」と書いている会社に送れば、相手の意思に反するだけでなく、自社の評判を落とすことにもつながります。代行会社やツールがこうした表示をどう見つけて送信の対象から外しているのか、外した件は料金の対象外になるのかを確かめておきましょう。一度「今後の連絡は不要です」と断られた会社を次から外す仕組み(NGリスト)があるか、自社の既存の取引先や商談中の会社を送り先から除けるかも、あわせて見ておきたい点です。

同じ会社への重複をどう数えるか

本社と支店、サービスごとなど、1つの会社に複数の問い合わせフォームがある場合もあります。それぞれに送ると、相手からは同じ営業が何通も届いたように見えますし、料金の面でも1社に何件分も払うことになります。1社につき1件と数えるのか、同じ会社に短い期間で重ねて送らない決まりがあるのかを、事前に確認しておくと安心です。

成果の定義は書面に残す:民法には、委任された仕事によって得られる成果に対して報酬を払う約束をした場合の決まり(第648条の2)がありますが、何をもって成果とするかは、当事者どうしの契約で決めることになります。成果報酬型を選ぶときこそ、成果の定義、数え方、証拠、申し出の方法までを書面に残しておくことが、あとから食い違いを生まないためのいちばんの備えです。

見積もり・契約の前に確かめる項目チェックリスト

ここまでの内容を、見積もりや無料相談の場でそのまま使える確認項目にまとめました。料金の総額を正しく出すための確認項目は、先に紹介した「フォーム営業ツール実勢価格比較2026」の7つのチェックリストで扱っているので、ここでは成果報酬の中身と、送り方の責任に重心を置いています。すべてに明確な答えが返ってくる相手であれば、契約後に「話が違う」となる心配はかなり小さくなります。

成果報酬型フォーム営業の確認項目(12項目)

料金

  1. 01何を1件として数えるか(送信の試行・送信成功・返信・アポ)が書面に書かれているか
  2. 02初期費用・文面作成費・リスト作成費・報告書の費用が別にかかるか、税込か税抜か
  3. 03最低料金や最低件数、前払い金があるか。使い切れなかった分はどう扱われるか
  4. 04月の上限額や上限件数を決められるか

成果の定義

  1. 05送信成功をどの時点で数えるか。その証拠(送信後の画面の記録・日時・送り先)を受け取れるか
  2. 06失敗した分・送れなかった分・メールでの補完は料金の対象か。送れなかった会社の一覧をもらえるか
  3. 07営業お断りの会社、既存の取引先、過去に断られた会社を除く方法と、除いた分の扱い
  4. 08誤って成功と数えられた場合の申し出方と、差し引きや返金の決まり

送り方と責任

  1. 09文面は誰が作り、誰が最終確認するか。送り主の名義(自社名か代行会社名か)と連絡先の書き方
  2. 10返信はどこに届き、誰が対応するか。苦情や停止の依頼が来たときの窓口と対応の早さ
  3. 11リストに個人の名前などが含まれる場合の扱いと、契約が終わったあとのデータの扱い

期間と解約

  1. 12契約期間の縛り、解約の方法と時期、途中で解約したときの料金

こうした確認を書面で残しておくことが大切な理由の一つに、事業者どうしの契約であることが挙げられます。特定商取引法は、事業者が営業のために結ぶ契約については、訪問販売・通信販売・電話勧誘販売の規定を適用しないと定めています(同法第26条第1項第1号)。消費者向けのクーリング・オフのような仕組みをあてにせず、契約の前に条件を確かめておくことが基本になります。

また、自社で用意したリストに担当者の氏名などの個人情報が含まれていて、その取り扱いを代行会社に任せる場合、個人情報保護法は、任せた側が委託先を必要かつ適切に監督しなければならないと定めています(同法第25条)。リストをどう保管するのか、契約が終わったあとにデータを消すのか返すのかも、契約の段階で決めておきましょう。

フォーム営業の代行を成果報酬型で契約する前に、成果の定義や送り方の責任について担当者どうしで確かめ合う打ち合わせの様子
単価を聞く前に「何を1件と数えるか」「誰が送り主になるか」を確かめる

自社でツールを使うか、代行に頼むか|比べ方と想定ケース

フォーム営業を社外に任せる方法は、代行会社に頼むことだけではありません。送信の作業をツールで自動化し、送り先の条件決めや文面の確認、返信への対応を自社で受け持つ方法もあります。どちらが合うかは費用だけでは決まらず、社内でどこまで手を動かせるか、何を自社の手元に残したいかによって変わります。

比べる点自社でツールを使う代行に頼む
費用の形月額料金と件数に応じた料金(成功だけに払うか、試行にも払うかは製品しだい)送信1件ごと・月額固定・成果報酬など契約しだい。初期費用や文面作成費が別にかかることもある
社内の手間送り先の条件決め、文面の確認、返信への対応は自社で行う打ち合わせと確認が中心。返信への対応をどちらが受け持つかは契約しだい
文面と送り先自社で決めて、すぐに直せる代行会社と相談して決める。直すたびにやり取りが入る
結果のデータ送信の結果を手元で見られ、次の改善に使いやすい報告書の形で受け取る。細かさは代行会社によって違う
送り方の責任送信するのは自社。法令や送り先サイトの規約の確認も自社で行う送るのは代行会社だが、依頼した側も無関係ではない
始めるまでの速さ登録して条件を決めれば始められる打ち合わせや文面づくりの期間が入る場合がある

送り方の責任について補足すると、メールで送る部分については、特定電子メール法が送信を委託した側を「送信委託者」と位置づけ、事情によっては、送信の方法の改善を命じる措置命令の対象に含めることができると定めています(同法第3条・第7条)。法律の面だけでなく、相手から見れば届いた営業は依頼した会社からの連絡として受け取られるので、代行に頼んだからといって評判への影響が代行会社だけのものになるわけではありません。

想定ケースで費用の出し方をそろえる

ここでは費用の比べ方を具体的に示すために、想定ケースを置いて計算してみます。実際の結果や実績ではなく、計算の手順を示すための例です。自社でツールを使う側は、当社のアポジェネPROの公開料金(月額3,000円+フォーム送信成功1件3円、いずれも税込。送信に失敗した分とメールでの補完は0円)で計算しました。代行に頼む側は、会社ごとに料金の形がまったく違うので、ここでは金額を決めつけず、お手元の見積もりの数字を入れて計算する表にしています。

想定ケース:月のフォーム送信成功件数基本料成功分(1件3円)月の合計(税込)
100件3,000円300円3,300円
300件3,000円900円3,900円
1,000件3,000円3,000円6,000円

※ 想定ケースの計算例です。送信を試みた件数ではなく、送信が成功した件数だけで計算しています。ツールの利用料とは別に、送り先の条件決めや文面の確認、返信への対応にかかる社内の作業時間が必要です。

代行の見積もりの項目月あたりへの直し方見積もりの数字
初期費用初期費用÷使うつもりの月数(   )円
月額固定の料金毎月の額をそのまま(   )円
件数に応じた料金1件の単価×対象の件数(送信・成功・返信・アポのどれかを明記)(   )円
文面作成・リスト作成などの別料金使うつもりの月数で割る(   )円
月あたりの合計上の合計(税込か税抜かをそろえる)(   )円

※ 金額は各社の見積もりの数字を入れてお使いください。前払い金がある場合は、使い切れなかった分の扱いもあわせて確かめておきます。

2つの表を並べるときに気をつけたいのは、「1件」の意味をそろえることです。上のツールの表は送信成功の件数で計算していますが、代行の見積もりがアポに払う形であれば、送信成功の件数と直接比べることはできません。そこでおすすめなのが、一定の期間だけ試したあとに、実際にかかった総額を、実際に得られた返信の件数やアポの件数で割って比べる方法です。こうすれば、料金の形が違うサービスどうしでも、自社にとって「返信1件・アポ1件にいくらかかったか」という同じ物差しで見比べられます。このとき、ツールを使う側は社内の作業時間も費用として足しておくと、比べ方が公平になります。

向き不向きの目安

自社でツールを使うのが合う場合

  • 毎月続けて送り、件数も多くなりそう
  • 文面を自社で試しながら育てていきたい
  • 送信の結果を手元に残して改善に使いたい
  • 返信が来たら自社ですぐに対応できる

代行に頼むのが合う場合

  • 社内にフォーム営業の担当者を置けない
  • 送り先の選び方や文面づくりから相談したい
  • 大事な相手には人の目で確かめてから送りたい
  • 機械では送れない作りのフォームにも人の手で対応してほしい

両方を組み合わせる方法もあり、件数の多い部分はツールで送り、ツールで送れなかった会社や特に大事な相手だけを人の手に回せば、費用を抑えながら取りこぼしを減らせます。そのためには、どの会社に送れなかったのかが一覧で分かることが前提になるので、ツールを選ぶときにも、代行会社を選ぶときにも、送れなかった先の一覧を受け取れるかを確かめておくとよいでしょう。

迷惑にならない送り方|成果報酬でも変わらない決まりごと

成果報酬型は「どう払うか」の仕組みであって、「どう送ってよいか」が変わるわけではありません。相手に迷惑だと受け取られる送り方をすれば、成果が出ないだけでなく、会社の名前に傷がつきます。代行に頼む場合もツールを使う場合も、次の点は同じ物差しで確かめておきましょう。送る側が守りたいマナーを10項目にまとめた「フォーム営業マナー基準v1を公開|迷惑にしない10のチェックリスト」もあわせて参考にしてください。

営業お断りの表示を尊重する

フォームの近くやサイトポリシー、利用規約に、営業目的の送信を断る旨や、フォームの利用目的を限る旨が書かれていれば、その会社には送らないのが基本です。表示を見落とさないよう、送る前にページを確かめる手順を決めておき、ツールや代行会社がどのように判定しているのかも確かめておきます。断りの表示を守ることは、相手への配慮であると同時に、反応の見込みが低い先に手間と費用をかけないことにもつながります。

送る間隔と速さに気を配る

同じ会社に短い間隔で何度も送れば、それだけで迷惑と受け取られます。前回送ってからどのくらい期間をあけるのかを決め、断られた会社には送らないようにしましょう。また、短い時間に大量のアクセスが集中すると相手のサイトに負担をかけるおそれがあるので、送信の速さを抑える仕組みがあるか、代行会社が1日にどのくらいの件数を送るつもりなのかも確かめておきたい点です。

送り主と連絡先、停止の方法を文面に書く

文面には会社名、担当者名、連絡先をはっきり書き、今後の連絡が不要な場合の伝え方も添えておくと、相手は検討することも断ることもできます。代行会社が送る場合は、誰の名義で送るのか、返信や停止の依頼がどこに届くのかを、送り始める前に決めておきましょう。差出人が分からない営業文は、相手にとって判断のしようがなく、それだけで印象を悪くします。

特定電子メール法の考え方

広告や宣伝のためのメールについては、特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)が決まりを定めています。同法でいう「電子メール」は、総務省令で、通信の全部または一部にSMTPという方式が使われるものと、携帯端末に電話番号を使って送るもの(いわゆるSMS)と定められています(「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律第二条第一号の通信方式を定める省令」)。問い合わせフォームへの入力と送信は、ふつうのメールソフトから送る電子メールとは形が違うため、同法の対象になるかどうかはフォームの仕組みにもより、本記事では断定しません。

はっきりしているのは、メール窓口へ送る場合や、返信をもらったあとにメールで案内を続ける場合です。営利を目的とする団体や営業を営む個人が、広告や宣伝のための手段として送るメールは「特定電子メール」にあたり(同法第2条第2号)、原則として、あらかじめ同意した相手などにしか送れません(同法第3条第1項、いわゆるオプトイン)。

この原則にはいくつかの例外があり、その一つが、自分のメールアドレスをインターネットで公表している団体や、営業を営む個人に送る場合です(同法第3条第1項第4号、同法施行規則第3条)。総務省と消費者庁の「特定電子メールの送信等に関するガイドライン」は、事業者どうしで、ウェブサイトなどで公開されているアドレスにビジネス向けの広告・宣伝メールを送ることは実態として行われており、ビジネスの慣習上も一定の範囲で認められていると考えられることから例外にした、という趣旨を説明しています。

ただし、アドレスと一緒に、広告・宣伝のメールを送らないよう求める文言が公表されている場合は、この例外にはあたりません(同法施行規則第3条ただし書き)。同ガイドラインは、こうした表示の例として、「広告メール」「宣伝メール」などの言葉と、「拒否」「お断り」などの言葉を組み合わせたものを挙げています。メールで補完する仕組みを使う場合は、送り先のアドレスの近くにこうした表示がないかを確かめることが欠かせません。

さらに、特定電子メールを送るときには、送信者の氏名または名称、受信拒否の連絡を受けるためのメールアドレスまたはURL、受信拒否ができる旨、送信者の住所、苦情や問い合わせを受け付ける連絡先を表示する必要があり(同法第4条、同法施行規則第9条)、受信を拒否する連絡を受けた相手には、それ以降送ってはいけないと定められています(同法第3条第3項)。

特定商取引法・個人情報保護法・各サイトの利用規約

特定商取引法は、前の章で触れたとおり、事業者が営業のために結ぶ契約には訪問販売・通信販売・電話勧誘販売の規定を適用しないと定めています(同法第26条第1項第1号)。一方で、個人の消費者に向けて通信販売の広告をメールで送る場合は同法の規制がかかり、相手の請求や承諾がなければ送れないとされています(総務省「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント」)。BtoBのつもりで送っていても、個人向けの窓口などが送り先に混ざっていないかには気を配りましょう。

個人情報保護法の面では、送り先のリストに担当者の氏名などの個人情報が含まれる場合、利用目的をできる限り特定し(同法第17条)、取得したときは、あらかじめ公表している場合を除いて、利用目的を本人に通知するか公表することが求められます(同法第21条)。リストの取り扱いを代行会社に任せる場合の委託先の監督(同法第25条)は、前の章で触れたとおりです。

また、フォームの利用目的を「製品やサービスに関するお問い合わせに限る」などと定め、営業目的の利用を規約で断っているサイトもあります。法律に違反するかどうかとは別に、相手が示しているルールに沿うことが、長く続けられるフォーム営業の土台になります。フォーム営業の法律面の論点は、「フォーム営業は違法?利用規約・特商法・個人情報保護法の正しい理解」で詳しく整理しています。

ご注意:本記事は、条文と官公庁の資料をもとにした一般的な情報の整理であり、法律相談ではありません。法令の解釈や個別のケースの判断が必要な場合は、弁護士などの専門家にご相談ください。

問い合わせフォーム営業で、営業お断りを示している企業を避けながら間隔をあけて送る、迷惑にならない送り方を表したイメージ
お断りの表示を避け、間隔をあけて送る。払い方が変わっても送り方の決まりは同じ

送信成功だけに払う型の一例|アポジェネPROの料金

最後に、当社のフォーム営業ツールの料金の考え方をご紹介します。アポジェネPROは、成果を「フォームの送信成功」に置いた料金の仕組みで、料金は月額3,000円(税込)と、フォーム送信成功1件につき3円(税込)です。送信に失敗した分と、フォームで届かなかった会社にメールで補完した分は0円で、フォーム送信成功50件までは無料で試せます。50件に達すると自動で止まり、勝手に課金されることはありません。契約期間の縛りもありません。

クラウドで動くのでパソコンを用意しておく必要はなく、AIが1社ずつホームページを読んで文面を書き分け、問い合わせフォームに送ります。対応が難しいフォームの場合は、会社のメール窓口へ自動で切り替えて取りこぼしを防ぎます。成功と数えた件は送信のようすをスクリーンショットで確認でき、「営業お断り」と書かれたフォームには送らず、一度断られた相手はNGリストで自動的に外します。本文の末尾に配信停止のためのURLを自動で付ける機能もあります。

正直にお伝えしておくと、この料金は送信の成功に対するもので、返信やアポの件数を約束するものではありません。また、ツールである以上、送信するのはご利用いただく会社自身であり、特定電子メール法・個人情報保護法・送り先サイトの利用規約の確認は、利用者の側で行っていただく必要があります。メールでの補完を使う場合は、前の章で説明した公表アドレスの考え方と、お断りの表示に気を配ってご利用ください。

送り先のリストは、当社のリスジェネ(ListGene)で作れます。AIが分析した100万社超の企業データベースから、業種・地域・規模などで絞り込んで営業リストを作れるツールで、検索は無料で試せ、料金は1件3円からの従量課金、初期費用と月額は0円です。

まとめ:フォーム営業の成果報酬型は、「何を成果と数えるか」で中身が大きく変わります。送信1件ごと・月額固定・成果報酬という3つの形の違いを押さえ、成果を送信成功・返信・アポのどこに置くかを決めたうえで、成功の数え方、失敗やメールでの補完の扱い、営業お断りの除外、証拠と申し出の方法を書面で確かめておきましょう。比べるときは、一定期間試したあとの「返信1件・アポ1件あたりの総額」でそろえると公平です。そして、払い方がどうであれ、営業お断りの尊重と送り主の明示、メールで送る場合の特定電子メール法への配慮は変わりません。

よくある質問(FAQ)

Q.フォーム営業の成果報酬型とは何ですか?

A.問い合わせフォーム営業を代行会社やツールに任せるときに、あらかじめ決めた成果が出た分だけ料金を払う仕組みです。成果として置かれる地点には、フォームの送信成功、相手からの返信、商談の約束(アポ)などがあり、どこに置くかで1件あたりの単価も、確かめるべき点も変わります。見積もりを比べる前に、それぞれが何を1件と数えているかをそろえることが大切です。

Q.フォーム営業の代行料金は、どの仕組みがいちばん安いですか?

A.送る件数、続ける期間、成果をどこに置くかによって変わるため、一概には言えません。毎月まとまった件数を続けて送るなら月額固定や基本料のある形が、少ない件数で試すなら成果に応じて払う形が合うことがあります。単価の数字ではなく、自社の条件での月あたりの総額や、一定期間試したあとの「返信1件・アポ1件あたりの総額」で比べることをおすすめします。

Q.送信成功を成果とする契約では、何を確かめればよいですか?

A.どの時点で成功と数えるのか(送信ボタンを押した時点か、完了の表示を確かめた時点か)、成功の証拠となる送信後の画面の記録や日時を受け取れるか、失敗した分や送れなかった分、メールでの補完に料金がかかるか、営業お断りの会社を除いているか、誤って成功と数えられた場合の申し出と差し引きの方法を、契約の前に書面で確かめておきましょう。

Q.フォームで送れなかった会社に、メールで送ってもよいですか?

A.広告・宣伝のためのメールは特定電子メール法の対象となり、原則としてあらかじめ同意した相手にしか送れません。例外として、インターネットでメールアドレスを公表している団体などへの送信は認められていますが、アドレスと一緒に広告・宣伝のメールを拒む文言が公表されている場合は例外にあたりません。送る場合も、送信者の名称や受信拒否の連絡先などの表示が必要です。本記事は法律相談ではないため、個別の判断は専門家にご相談ください。

Q.代行に頼めば、送り方の責任は代行会社だけが負うのですか?

A.そうとは限りません。メールで送る部分については、特定電子メール法が送信を委託した側を「送信委託者」と位置づけ、事情によっては措置命令の対象に含めることができると定めています。また、相手から見れば依頼した会社からの営業として受け取られるので、評判への影響も依頼した側に及びます。名義、文面の確認、苦情や停止依頼の窓口を契約で決めておきましょう。

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何を1件と数えるかがはっきりしていれば、成果報酬は安心して使えます。アポジェネPROは、AIが1社ずつホームページを読んで文面を書き分け、問い合わせフォームに送るクラウド型のフォーム営業ツールです。
料金は月額¥3,000+フォーム送信成功1件¥3(いずれも税込)。送信に失敗した分とメールでの補完は¥0で、フォーム送信成功50件まで無料で試せます。契約期間の縛りはありません。

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※ 送信成功50件で自動的に止まり、勝手に課金されることはありません。送信先リストはListGene(100万社超の企業データベース)から作れます。

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