【2026年版】営業リスト作成ツール10選を徹底比較
機能・料金・使いやすさ
営業リスト作成ツールは数多く存在し、機能・料金・データの持ち方に違いがあります。本記事では、主要な10ツールを、2026年10月に各社の公式サイトで確認した公開情報をもとに、5つの評価軸で比較します。用途別の検討のしかたや無料で使えるツール、料金体系の比べ方も掲載しています。なお、ListGeneは当社(営業屋)が運営するサービスです。
この記事の結論
営業リスト作成ツールは、データの鮮度・検索条件の柔軟性・CRM連携・料金体系の4軸で比較するとよいでしょう。まず無料枠や無料トライアルで複数のツールを試し、自社の営業スタイルとターゲット業界に合ったツールを選びましょう。
この記事の目次
1. 営業リスト作成ツールの選び方(5つの評価軸) 2. 主要10ツール一覧比較表 3. 各ツールの特徴 4. 用途別の検討のしかた 5. 無料で使えるツールまとめ 6. 料金体系の比べ方 7. まとめ:自社に最適なツールの選び方1 営業リスト作成ツールの選び方(5つの評価軸)
営業リスト作成ツールを比較する際、単に「安いかどうか」だけで選ぶのは失敗のもとです。以下の5つの評価軸でバランスよく判断しましょう。
- 1データベース規模
収録企業数が多いほど、ニッチな業界・地域でもターゲットが見つかりやすい。数だけでなく、自社のターゲットに合う企業がどれだけ含まれるかも確認する。 - 2データ項目の充実度
基本情報(社名・住所・電話)だけでなく、メール・FAX・URL・業種詳細・従業員数・売上高等があるか。 - 3AI・付加分析機能
DX推進度、企業フェーズ、課題推測、推奨チャネル判定などAIによる分析情報があるか。 - 4料金体系の透明性
従量課金か定額制か。初期費用はあるか。1件あたりのコストで比較するとわかりやすい。 - 5使いやすさ・検索UI
検索条件の設定が直感的か。自然言語検索ができるか。CSV出力は可能か。
2 主要10ツール一覧比較表
以下は、2026年10月に各社の公式サイトで確認した公開情報をもとにした、主要10ツールの比較表です。数字は各社の公式の表記をそのまま載せています。料金が公式サイトに載っていないものや、確認できなかったものは「公式サイトでご確認ください」としています。
| ツール名 | DB規模(公式の表記) | 料金(公式の表記) | 無料枠 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ListGene | 100万社超 | 1件3円(ダウンロードは17件から)。初期費用0円・月額0円 | 検索・閲覧は無料 | AIが分析した企業情報(30項目超)・自然言語検索・DX推進度 |
| FUMA | 全国の有力企業160万社 | 本体は無料。CSV出力は有料オプション(公式サイトに「1社5円・500円から」と記載) | 本体は無料・ログイン不要 | 地域・業種・売上などの条件で絞り込み、件数と基本情報を画面で確認 |
| Musubu | 法人データ1,200万件以上 | 月額制(6ヶ月プラン月額20万円、12ヶ月プラン月額16万円。税別) | 30日間の無料トライアル | 企業検索・求人やニュースからのニーズ検索・名寄せ・Salesforce連携(オプション) |
| ユーソナー | 1,250万拠点 | 公式サイトに金額の記載なし(資料請求・問い合わせ) | 無料トライアルの記載なし | 企業グループ・事業所単位のデータ、名寄せ、与信・反社チェック |
| 法人名簿エンジン | 720万件以上(公式トップの表記) | リストごとの買い切り。金額は商品により異なるため、公式サイトでご確認ください | 一部のリストに無料サンプル | 公開情報を集めたリストを購入する形式 |
| リスト王国 | リスト別に件数を公開 | リストごとの単品購入(月額契約なし)。「1件0.09円〜」と記載、件数により単価は変わる | 無料サンプルあり | 公開情報を自動収集したリストを購入する形式 |
| Baseconnect | 企業505万社超(2026年7月の発表) | 有料プランやCSV出力の料金は、公式サイトでご確認ください | 無料プランあり(会員登録) | 企業・役員・事業所・店舗の検索、連絡先・財務・CSV出力は有料プランで利用 |
| SPEEDA | 世界1,270万社以上(2026年4月時点の表記) | 公式サイトに金額の記載なし(問い合わせ) | 一部の製品で無料トライアルあり | 業界レポート・財務・M&Aなどの経済情報プラットフォーム |
| 帝国データバンク | 全国全業種151万社(COSMOS2) | COSMOS2は基本料金5万円+データ料金1件10〜400円(レイアウトと件数による) | 公式サイトでご確認ください | 信用調査会社の企業データ |
| 東京商工リサーチ | 国内1,000万件超(リストアップPLUS) | 基本料金(1〜2,500社で5万円)+情報料金(企業211PLUSは1社あたり60円〜) | 公式サイトでご確認ください | 信用調査会社の企業データ・財務情報 |
比較のポイント:DB規模の大きさだけでなく、自社が使いたい項目(電話番号・メール・FAX・問い合わせフォームなど)が含まれているか、絞り込み条件が足りているかも確認しましょう。料金も、従量課金・月額制・買い切りなど形が違うため、自社の使う件数で1件あたりの総コストを計算して比べるのがおすすめです。
3 各ツールの特徴
ListGene -- AIが分析した企業情報を付けたデータベース
ListGeneは、AIが分析した企業情報(企業規模ランク、DX推進度、企業フェーズ、推奨アプローチチャネルなど30項目超)を各企業データに付けている点が特徴です。検索・閲覧は無料で、ダウンロードは1件3円(17件から)、初期費用と月額は0円です。ListGeneは当社が運営するサービスのため、他社との優劣は述べず、公式に確認できる事実だけを記載しています。
FUMA -- 本体が無料の企業リスト作成サービス
FUMAは、登録なしで無料で使える企業リスト作成サービスです。公式サイトでは「全国の有力企業160万社」と案内されており、地域・業種・売上・資本金・従業員数などの条件で絞り込んで、件数と基本情報を画面で確認できます。CSVの出力は有料のオプション(公式サイトに「1社5円・500円から」と記載)です。
Musubu -- 営業支援向けの月額制サービス
Musubuは、企業検索に加えて、求人やニュースから企業のニーズを検知する機能、名寄せ・企業情報の付与、Salesforce連携(オプション)などを備えたサービスです。公式サイトによると、料金は6ヶ月プランが月額20万円、12ヶ月プランが月額16万円(いずれも税別)で、30日間の無料トライアルがあります。
ユーソナー -- 企業グループ・事業所単位の大規模データ
ユーソナーは、公式サイトで1,250万拠点(法人データ1,250万件)と案内されているサービスです。企業グループ・事業所単位でのリスト作成、名寄せ、与信・反社チェックなどの機能があり、大量の顧客データを管理する企業向けです。料金は公式サイトに記載がなく、問い合わせで確認する形です。
法人名簿エンジン / リスト王国 -- リストごとに購入する形式
どちらも、公開情報を集めたリストを、リストごとに購入する形式のサービスです。公式サイトでは、法人名簿エンジンが「720万件以上」、リスト王国が「1件0.09円〜」(件数によって単価が変わる)と案内されています。一部に無料サンプルがあるため、購入前に中身を確認できます。
Baseconnect / SPEEDA -- 企業情報・経済情報のサービス
Baseconnectは、会員登録で使える無料プランがあり、連絡先・財務・CSV出力は有料プランで利用する形です(2026年7月に全面リニューアルされ、企業505万社超と案内されています)。SPEEDAは、業界レポートや財務・M&Aなどを扱う経済情報プラットフォームで、営業リスト作成だけを目的としたサービスではありません。なお、SPEEDAの「顧客企業分析」「顧客企業データハブ」「営業リサーチ」は2027年3月31日で提供終了と、公式サイトで案内されています(2026年8月7日付)。
帝国データバンク / 東京商工リサーチ -- 信用調査会社の企業データ
信用調査会社として知られる両社は、企業の信用・財務に関する情報を扱っています。営業リスト向けの商品の料金は、公式サイトによると、帝国データバンクのCOSMOS2が基本料金5万円+データ料金1件10〜400円(レイアウトと件数による)、東京商工リサーチのリストアップPLUSが基本料金5万円(1〜2,500社の場合)+情報料金1社あたり60円〜(企業211PLUSの場合)とされています。商品や件数によって料金が変わるため、見積もりで確認してください。与信管理や、財務・信用情報を使った分析を重視する場合に検討しやすいデータです。
注意:ツールの料金・機能は、2026年10月に各社の公式サイトで確認した公開情報に基づいています。料金や機能は改定されることがあるため、最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
4 用途別の検討のしかた
「どのツールが最適か」は、自社の営業スタイルと予算によって異なります。用途ごとに、検討するときの見方を整理しました。
| 用途・シーン | 検討しやすいツール | 見るポイント |
|---|---|---|
| テレアポ営業 | ListGene(電話番号の保有企業に絞り込める)ほか | 電話番号の項目の有無、絞り込み条件、1件あたりの費用 |
| フォーム営業 | ListGene(問合せフォームの保有企業に絞り込める)ほか | 問い合わせフォームURLの項目の有無。「営業お断り」と書かれたフォームには送らない |
| FAX DM営業 | ListGene(FAX番号の保有企業に絞り込める)ほか | FAX番号の項目の有無。受信を拒否された相手には送らない |
| 低予算でのスタート | FUMA(本体は無料)、Baseconnect(無料プラン)、ListGene(検索・閲覧は無料) | 無料で使える範囲と、CSV出力などの追加費用 |
| 大企業・グループ単位での把握 | ユーソナー、帝国データバンク、東京商工リサーチ | 企業グループ・事業所単位のデータの有無。料金は見積もりで確認 |
| 与信管理・財務分析 | 帝国データバンク、東京商工リサーチ | 信用・財務情報の項目、料金体系 |
| 営業支援ツールと組み合わせた運用 | Musubu(Salesforce連携はオプション)ほか | 連携できるSFA・CRM、月額料金、無料トライアルの有無 |
ツール導入の費用対効果を判断するには、営業リストのROI計算方法をご覧ください。
ツール選定前にリスト作成の基礎を確認するなら、営業リストの作り方完全ガイドをご覧ください。
5 無料で使えるツールまとめ
予算が限られている場合や、まずは試してみたいという場合に使える無料(または無料枠のある)ツールを整理します。
| ツール名 | 無料で使える範囲 | 制限事項 |
|---|---|---|
| FUMA | 本体は無料・ログイン不要 | CSV出力は有料オプション |
| ListGene | 検索・閲覧は無料 | ダウンロードは1件3円(17件から)。AI検索は1日の回数に上限あり |
| Baseconnect | 無料プランあり(会員登録) | 連絡先・財務・CSV出力は有料プラン。詳細は公式サイトでご確認ください |
| Musubu | 30日間の無料トライアル | トライアル後は月額制の有料プラン |
進め方の例:無料で使える範囲はツールごとに違います。まず複数のツールで同じ条件を検索し、表示される項目や件数、絞り込み条件を見比べてみましょう。自社が使いたい項目があるかどうかが確かめられます。
6 料金体系の比べ方
営業リストの料金は、ツールによって形が違います。1件あたりの単価だけを見るのではなく、自社が使う件数で計算して比べましょう。
| 料金の形 | 公式サイトで確認できた例 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 従量課金 | ListGene:1件3円(17件から)。FUMA:CSV出力は1社5円(500円から) | 最低購入額と、使う件数での総額 |
| 月額制 | Musubu:6ヶ月プラン月額20万円、12ヶ月プラン月額16万円(税別) | 月ごとに使える件数(クレジット)と、契約期間 |
| リストごとの買い切り | 法人名簿エンジン、リスト王国(金額は商品により異なる) | リストの件数・更新頻度・項目、無料サンプルの有無 |
| 基本料金+従量課金 | 帝国データバンクCOSMOS2:基本5万円+1件10〜400円。東京商工リサーチ:基本5万円+1社60円〜 | 基本料金を含めた1件あたりの総コスト |
料金は「安さ」だけでは決まりません。自社が必要とする件数、必要な項目、追加費用(CSV出力など)を含めた総額と、リストを使ったあとの手間を合わせて比べましょう。
7 まとめ:自社に最適なツールの選び方
営業リスト作成ツールの選定は、営業組織の生産性を左右する重要な意思決定です。以下のフローで自社に最適なツールを選びましょう。
- 営業手法を明確にする(テレアポ?フォーム?メール?FAX?)
- 必要なデータ項目をリストアップする(電話番号?FAX?メール?URL?)
- 月間の必要リスト数を見積もる(100件?1,000件?10,000件?)
- 予算を決める(月額固定OK?従量課金が望ましい?)
- 無料枠・無料トライアルで比較する(ListGene・FUMA・Baseconnect・Musubuなど。範囲は各社の公式サイトで確認)
この記事のポイント
- ツール選定は「DB規模・データ項目・AI機能・料金・使いやすさ」の5軸で評価
- 自社が使いたい項目があるかどうかを、無料枠で確かめてから選ぶ
- 料金は形が違うため、使う件数で1件あたりの総コストを計算して比べる
- 無料で試せるツールも複数あり。まず試してから判断を
- 大企業のABMや与信管理には、専用のサービスが向く場合もある